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蝶棒という名の小さくてすごく大事なやつ

蝶棒という名の小さくてすごく大事なやつ
友人から衣類の
ファスナー修理の相談がありました。

ファスナーの最下部の部分が
スライダーごと
飛んで行ってしまったと。

うちに部品があるから
大丈夫だ~~~

と考えていたのですが。。。。

甘かった(T.T)

我家の修理キットにあったのは
ファスナーのエンドの部分
(コの字型でホチキスの針みたいな形してます)



今回 飛んで行った部品は

同じ先っぽでも
本当に先っぽの 小さな小さな部品でした。

※参考までに別の衣類を撮影してます。
先っぽの縦長い金具のんです。



この小さな縦長い部品は

「蝶棒」といいまして

これが破損、欠落すると
もうファスナーを全部交換するしか

一般的に術がないとされています。

(日本のどこかにこの類の修理をされるところがあると
 聞いたことがありますが、中谷は知りません)


種類や大きさは様々ですが

わずか1cmあるかないかの部品


「あなどるなかれ」です。


この小さな部品がないが故に

ファスナー全交換(数千円~数万円)にも及ぶ

めちゃくちゃ高い修理代になる
という現実が・・・

身に染みた冬の日でした。


焦っちゃいかんのね

ファスナーは、ゆっくりていねいに。。。